ほしのゆめ

文字で騒ぐぶろぐ

チュベローズで待ってる

こんにちは😃ゆめかです!


ようやくチュベローズ読み終わりました〜
ここでは自分なりの感想を書こうかなと

注釈:ここからはネタバレ含みます。ネタバレ無しを望む方はここで戻ることをおすすめします



















では、感想ですね
(空白はこれくらいでいいのかな?…)

チュベローズ読み終わってまず思ったのはこれ食事前後に読んだらいけないなと←早速失った語彙力

私は読んでからすぐご飯だったんですが、あまりこういう描写に慣れていないのか結構気持ち悪くなって食べるのしんどいって状況でしたw
なんなら水飲むの怖いとかまでいってました。謎の感受性なんです私…
でも水槽の水は気持ち悪いよ、さすがに





それとも関係するけど嘔吐描写が多くて印象的だなあと


まあホストという職場の中でたくさんお酒を飲むのは分かるけどそこまで吐かないでしょと思ったのは事実
(私の周りの人は1日中飲んでいてもそんなことにはならないけどどうなのかな?意外とよくあったりするのかな?)

加藤さん自身あまり吐いたりしないと言っていたような気がする(どこで言っていたのか覚えていないけど…)
だからただ単に憧れているとか、食べた物を戻す(前に飲み込んだ感情を戻そうとする)って言う擬人法的表現なのか、
この辺はあんまりわからないけど←突然雑
まず思ったのはこれかなぁ









あと、2つ目
とにかくユースケが怖かった
私だけかもしれないけど怖くない??
美津子の事が気になると言うよりは美津子の自殺を作り出したものへの殺意みたいな感じがした(まあ殺意があるから美津子の過去を探しているとか言う方がしっくりくるかも)はたして、美津子はそれを望んでいたのかはなんとも…
その殺意がどんどん増えて広がってとりあえず手当たり次第にナイフなりスタンガンなりを押し付けていてかなり怖かった。それだけ美津子が好きなんだろうけど



すっごい余談ですが、ユースケがリキュールの瓶を振り上げて頭を殴った時はタイムリーだなとなかなかに不謹慎なことを考えていたことはここだけの秘密です



3つ目、物語の流れが綺麗だった!
就活失敗した大学生がホストとして成長していってそのスキルで就活に成功する みたいな話は分かりやすくてありがちだけど、そこを1つ超えていくところが加藤さんのすごいところだなあと思います。美津子が自殺するなんて普通には考えられない。加藤さんの話にあった壮大なプロローグという言葉に納得。AGE32の途中で、もうチュベローズ関係なくなってるとか思っていた私が恥ずかしいですwいつでも待っている先はチュベローズだった。本当に見事な完結の仕方だと思う。



まあ色々書いたけど、簡単に言えば最高に面白かった!と言うのが私の感想です。これが何よりも伝わるかなと


連載を作品にしているので全体的にテンポがよく、加藤シゲアキ作品の前半進まないもどかしさに耐えられないみたいな人にも楽しく読んでもらえると思います。だいたい同じくらいの文字数で切れていて分かりやすい。今まで(主にはピングレ)の前半のゆっくりさには賛否両論あって、周りに感想を聞いていると前半で挫折したという声もよく聞くのでそんな人にも今回はいいよと勧めています。

『チュベローズで待ってる』はそう言う面でも新しい人にも読んでもらえる作品かなと思いました。読後の重さも大好きなのでぜひシゲ担以外の人にも読んでほしい。この間本屋さんに行ったら40歳くらいの人が立ち読みしてて気づいたら横目ですごい確認してたw
とにかく大好きな作品でした❤️




最後にリンク貼っておきます
自分の練習のために…


チュベローズで待ってる【AGE22】|書籍詳細|扶桑社